一か月程前から、いそがしですかの彼女が、嬉しそうに言うのだが、、、。
今度、誕生パーティをするから来てね というのだが。。。
生返事をしていたら、私の誕生日にプレゼントをしてくれたのだが。。。

誕生日のプレゼントは、ここの職場に来てから、二回目。。
実の所、結婚前は、戴いたことがあるが、結婚をしてから誕生日のお祝いをしてもらったことがない。
お祝いをしてくれなくても、プレゼント位は、と思うのだが、パートナーからされたことがない。
逆に、相手の誕生日にシステム手帳とか、キーホルダーのようなものを渡したりしたが、有難うでもなく、受け取るだけ。
そもそも、誕生日にというより、あの当時は、普段から帰宅が夜中の二時近くなので、お祝いの食事等の用意はしなかった。
こういう行事的なものは、なるべくした方が良いと思う。
心の中が見える行事だ。
長男と次男には、必ずしていたが、その輪の中にパートナーは一度も加わったことがない。
誕生日プレゼントも、一度もしていない。
まったく、家庭を忘れていて、ただ、帰宅して、ご飯を食べて、きれいな洋服に着替えて、自分だけのんびりするだけの為に、結婚をしたようだ。
今回は、いつも次男が何かをプレゼントしてくれるのだが、それもなしで、職場で彼女から渡されたものだけだ。
多分、私は、他界するまで、私の誕生日を忘れていてほしいと思うだろう。
何かされたら、気持ちが悪くて、複雑な心境になり、拒否反応が起きる。
だが、そんな事は起きないし。。。有り難い。。。。
いそがしですかの彼女の、お宅にお邪魔することになる。
もう一人のパートさんを誘ってほしいと頼んだのだが、嫌なようで、お休みするから聞けないと言う。
電話でも、ラインでも、出来るはずだが、彼女なりの言い訳らしい。
お宅にお邪魔するのだが、沢山の土地を持っている地主らしいので、きっと大きなお宅なのだろう。

私自身は、誕生日パーティとか、プレゼントの経験があまりないので、面倒だ。
ふと思い出したのだが、リサイクルブティックの店長をしていた時、オーナーの女たらしさんが、自分の奥さんと私に、ある劇場の予約や、食事をするレストランの予約をしてあげるから、楽しみなさいと言ってくれたことがあったが、その時も断ってしまった。
今思い出すと、楽しんでくれば良かったなと思う。
二男は、結婚をしないと言っているが、もし、するような事があったら、彼に必ずしないといけない事の中に、
記念日にお花とか、プレゼントをしなさいと言い含める。
結婚をしたら、他人同士が暮らすのだから、いつも何かの気付きをして、お互いに一緒に歩んでいるのだと認識をしていれば、少し位の失敗や、過ちは赦していけると思う。
どうしてそういう風に、暮らしていけなかったのかと考えるのだが、結局、行きつくところは、私の育った家庭が原因かなと思う。
同居人の、両親が突然上京し、私の実家に来るという知らせがあり、家に突然に近い状態で来たのだが、
母親も父親も、驚く風でもなく、結納の品々を受け取っていた。
私は、家が貧しい事が、分かってしまうので恥かしかった。
そもそも、結婚はないと同居人に話をしていたのだが、急に、押しかけて来たと言う感じだった。
それは、私の両親にとっては、片付くという意味があるようで、受け入れていた。
私は、結婚はもう少し年齢が行ってから考えようとしていて、もしかしたら、結婚は出来ないと考えていた。
それから、同居人のアパートで、同居人の両親から、結納金を渡された。
あの親に渡すと取られるから、あなたに渡すと言われた。
私の、子供の頃の様々な苦労を、同居人に話をしていたのだが、それをそっくり自分の両親に話をしていた模様。
私は、貧しい生まれで、親も結納金も取られる位、酷い親がついているという訳だ。
実家で暮らしていた頃は、プライバシーもなく、母親は、私の持ち物等、以前から見ていたようだ。
日記は、何十冊もあって、それを妹と二人で読んでいて、おもしろかったと後に言われて、体中の力が抜けるような悲しさを経験している。
お金について、もっと家にお金を入れなさいといつも言われていた。

結婚をしてからは、定期的に、母親が私のアパートに来て、貸してと言われてあの当時で、結構な金額を渡していた。
そのお金は、一度も返ってきていない。
それでも、離れられたことが、嬉しかった。
私の、貧しい環境を見ている同居人が、私を軽んじるのは、当然の成り行きだ。
その上、長男がダウン症で、重度の心疾患があった。
私を伴侶として、自分の友達に紹介をする事もなく、勿論、障碍のある子を授かった事も隠し通して、他界するまで、本当にその時まで、帰宅は、午前様だった。
夜中に帰宅。。。
一度、耳から血が出たと言って、八時ごろ帰宅してきたことがあり、こんなに早く変える事が出来るのかと知ってしまったが。。。
今の年齢に達するまで、様々な思いが、繰り返し、反芻された。
夫婦という空間の中にいると思っていた。
何かを聞いても、問いかけても、返事をしない夫婦関係とは、夫婦間ではよくあるのだろうか。
この疑問を思う時、心底、湧き上がる様な、否定の感情が、心を占める。
それは、あってはいけない事だ。
夫婦でないのなら、それがあるかもしれないが、人生を歩む相手に対して、失礼な態度だと思う。
それをされたら、している相手に、何も感情をむけなくなってしまう。
その事に気が付くまで、苦しい心情で過ごしていたが、今は、凄く軽くなり、原因が分かり、ようやく、自分自身の道を、歩んでいる。
軽んじて、相手を思いやりをもって見る事が出来ない人間は、伴侶ではない。
妻でも、夫でも、そういう環境の育ちの場合、それを納得した上で、人生を共にすると決めた場合、相手の人の
賢い人柄や、思いやり心や、大きな包容力が必要だ。
気付かないと、一緒のスタートラインにいると勘違いして、苦しい目に会ってしまう。